山上徹也被告が鈴木エイトの接見にのみ応じた理由とは?
真っ白な電光掲示板に『 1⃣ 』の番号が表示された。信じられない気持ちで手に持つも入門札を確認し、思わず息を呑んだ。それは、私がこの3年半の間、会って話すことを切望していた人物との対面が実現することを意味していたからだ。
私は2023年7月から山上被告が勾留されている大阪拘置所を度々訪ね、山上へのアプローチを試みてきた。その以前から、弁護人の一人である小城聖弁護士を通じて手紙を渡してもらったり、小城氏が山上被告と接見する際、彼がかつて統一協会被害者家族の会の相談フォームへメールを送っていた件や、外部へ助けを求めたかのように見えたSNS投稿の形跡について尋ね、回答をもらうという間接的なやり取りを重ねてきた。
大阪拘置所での接見申込みについては裁判員に予断を与えたくないという弁護団の方針もあり、山上被告は限られた親族以外の接見には応じず、メディア関係者からの接見は一律に拒否していた。
勘違いしてほしくないのは、「山上徹也被告が、これからはメディア関係者の接見を受けることにした」ということではない。彼は私の接見だったから応じたのだ。他のメディア関係者への対応と同じように、これまで接見を断っていた山上被告がなぜ判決直前になって私からの接見のみを受け容れる気持ちになったのか。